TW225フロントフォークオイル交換その2
シーズン開始の前々日。
翌日が半日勤務という絶望に変更された前夜。
今日やっておかないとガレージ内が絶望的な散らかり様なので、何とか前輪を車体に組んで動かせる所まで持って行きたかった。
車体に付けっぱなしだったフロントフォークを引き抜くと、トリプルツリーの下側の内側は激しく錆びていた。
サビは当然フォーク側にも達しており、しばし呆然とする。
上はまったくサビがないのに下だけサビサビ。
ここも摺動部ではないのでペーパー当てるかコンパウンドかボンスターかという選択ができるが、何しろ今は時間がない。
入念に処理したいけどまずは両方のフォークを取り外す。
右も左も同様のサビ具合。
トップキャップを緩めて カラー ワッシャ スプリングを抜いてフォークオイルを抜いてみる。
2015年3月の走行距離25659キロで前回交換していると記録が残っていた。
正直全然オイルは汚れていない。
初回交換した時は真っ黒で腐った臭いまで放出していたフォークオイルだけど、一度交換してしまえばそこまで汚れることはないらしい。
これはCB1100でも同様だった。
前回はスズキのフォークオイルを使ったけど、今回はヤマハ純正のフォークオイルを使う。
オイルの粘度はスズキもヤマハも同様。
必要なオイル量は確か238ミリだったはず。
OHではないのでフォーク内の全てのオイルは抜けないので、多めに入れて後から抜く方法を選択。
フォークオイルはサラッとしていて入れるのに時間はかからない。
用意していたフォークを垂直に立たせるためのダンボールに穴を開け、数年に一度しか使わない液面調整器をセットする。
液面の指定はフォークのインナーチューブ先端から135ミリ。
引っ張り出した液面調整器の棒はそれとは違う数字になっていた。
前回使った時に間違ったか、CB1100で使ってその数字にしたのか思い出せない。
もしかしたら今までTWのフォークオイルレベルは間違っていたのかもしれない。
フォークを一番下まで縮めてオイルを投入しエア抜きしてから液面を調整した。
エア抜きする前に調整するのかエア抜き後に調整するのかわからなくなってしまった。
とりあえずエア抜きをして直尺も突っ込んでみると、液面は135ミリになっていたので大丈夫だろう。
トリプルツリーのサビはシリコングリスを塗ってお茶を濁し、フォークのインナーチューブの方はシリコンスプレーを吹いてウェスで磨くとほとんど落ちた。
今シーズンは前後のタイヤ交換を予定しているので、その時にサビは何とかしようと思う。
急いで組むと絶対に締め忘れが出るので、マジックでボルトにチェックを入れながら各部を締めていく。
とりあえずここまで。
このあと無事にCB1100でシーズン初のツーリングとなった。