此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

8月31日のツーリング 室蘭へ その1

今日の終わりごろ。

最終休憩地点で声をかけられる。

 

こんばんは、バイク、大変ですね

 

こんばんは、そうですね、と答える。

自動返答、条件反射、何も考えてない、まあ、どれでもいい。

 

この後、ゲリラ豪雨に盛大に打たれて帰ってきたけど、大変だとは思わなかった。

バイク、何が大変なんですかね?

多分大変なのは、それがわからない自分の方だと思った。

 

 

 

今日は晴れ。

久々に晴れのツーリング日和。

おまけに暑くなるときている。

最高気温は25~26度くらい。

これくらいならレギュラージャケットのベンチレーションを全開にすれば耐えれるだろう。

どうせ帰りは寒いとか言い出すはずだし。

 

そう考えて出かけたものの、気温はみるみる上昇していく。

 

赤井川村 道の駅 11時3分

 

倶知安町 八幡 羊蹄山ビューポイント 12時4分

 

昼ごはんを食べる気がしないほど、暑さは増していった。

軽く食べて、空を見る。

まだ夏の空だ。

しかも雲行きが怪しい。

各地でゲリラ豪雨の報があり、後志にも雷注意報が出ていた。

 

 

ルスツで少し雨に降られ、雨雲を振り切るように走り抜けた。

目的地は室蘭。

その前に寄りたい場所がひとつ。

その前に、洞爺湖へ寄る。

 

洞爺湖 サイロ展望台 13時20分

 

見ると寄ってみたくなる仕組みというやつだ。

今日は土曜日で人も多く、ヘリコプターの遊覧飛行もやっていた。

珍しく当たりルートを引いたようで、雨とはまったく無関係の方向へ進んでいるらしい。

r578の月浦展望台の入口を撮影するっていう用事も思い出したので、ちょっと寄ってみた。

 

月浦展望台 入口 13時34分

 

洞爺湖側からくると問題無いが、虻田側からくるとコーナーの出口にいきなり入口があるので止まるのに苦労する…かもしれない。

自分は最初急ブレーキをかけた記憶がある。

 

 

今は洞爺湖町になるが、虻田町でもまだまだ通じるだろう。

国道37号線から、線路向こうに鳥居が見える。

虻田神社だ。

 

虻田神社 13時51分

 

目的は神社ではなく、この裏手に作られた山道にある。

龍山道という道で、整備されたのは多分今年の話だ。

this.kiji.is

 

何かの拍子で自分の情報倉庫に放り込まれていたのを、前日に見つけたので寄ることにしたのだ。

ちょっと山道の入口がわからず、境内を不審な感じでうろついていたところ、親切なご婦人に教えて頂いた。

お礼を申し上げて、まだ新しいマッドで荒々しく伐採された道へと入り込んだ。

 

虻田神社裏手 龍山道入口 山道途中

 

すごくパワーを感じる!

直接的な表現は好きだ。

英国式間接表現は難しいので、このくらい直接な方がいい。

京都式の間接表現も理解し難い。

死になはれ! くらいの直接さでいいと思う。

うん、死になはれは、正直茶を吹いた。

言ってる本人が真面目なほど、こちらにはおかしくてたまらないものがあるのだ。

 

 

山道は暑いという以外は特に問題はなかった。

容赦なく照りつける直射日光だけが問題で、パワースポットへの案内にも不足がない。

 

龍山道 第一展望台 14時5分

 

残念ながら第2の看板は発見できなかった。

展望台らしきものはあったけど、第2の看板はなかった。

 

それはいいとして、道は基本的に土か木の階段で、つづら折れになっている。

日差しがきつい部分と木で遮られている部分があるが、軽装でもまったく問題はない。

 

問題かどうかは別として、パワースポットはこぢんまりしている。

 

龍山道 パワースポット 14時10分

 

ひいてある玉石には龍が焼き入れられているようで、他にもパワーがありそうな文字が入っている石も見受けられた。

何か自分で記入しても問題がなさそうな感じだが、付近にマッキーはないので記入したい諸兄は筆記用具を持参しよう。

 

何しろパワースポット(直接)だ。

欲望だろうと煩悩だろうと構わないので、直接的な表現を石に書き込んでやればいい。

石に★を書き込んで、ドラ◯ンボールを作ったってかまわない。

いでよ◯龍!!! と叫ぶのも自由だ。

 

このパワースポット(直接)のもう少し上に、第2っぽい展望台がある。

看板はないものの、展望台だろうと思われる建物がある。

 

 

一応手前の案内板には『花壇』とあったし、実際この建物の右手には花壇があった。

これまた直接的な感じで帰り道を示しているのもいい。

迷うよりはよほど安心だ。

だが困ったことに、この展望台に上っても景色はほぼ楽しめないってことだ。

見えない、あまりにも景色は見えない。

赤井川村の冷水峠展望所も、今は展望所前の草木を伐採したので見やすくなったが、その昔は生い茂っていて、とても見えなかったのだ。

ここはそれ以上に見えない。

これから見えるようになるのかもしれないが、ここまで重機を入れるのは大変そうなので、これ以上見えることはないかもしれない。

 

ともかく、実に楽しめた場所だった。

神社も含めて。

神社の方は由緒ある、比較的新しい神社で、行きも帰りも参拝者がいた。

小綺麗な感じで、晩秋に予定している紅葉巡りの時に、また訪れようかと思うほどでした。

 

長くなってきたので今回は分割で。