夏至ツー2019年 二日目

翌日の朝。

起きると体調がよろしくない。

 

元々朝に強い方ではなく、朝ご飯はその時次第で食べたり食べなかったり。

昨日の疲れが抜けきっていないのがすぐにわかった。

ホテルの朝食は宿泊費用に含まれていて、旅の楽しみの一つでもあるのだが、食って走れなくなるのは問題なので食べなかった。

 

部屋で荷物をまとめ、オートバイに積み直してホテルを後にする。

時間はいつも走り出すより1時間程度早いだけ。

昨日は各地で高い最高気温を記録したらしいが、自分の移動中はさほど暑くなりはしなかった。

結局持ってきたメッシュジャケットを着ることはなし。

 

今日は初秋の北海道らしい気温。

雨の予報はない、今日こそはないと信じたい。

 

 

 

網走市内を国道244号で抜けて、そのまま濤沸湖沿いを走った。

 

R244 濤沸湖 9時5分

 

このもう少し先で停車して、ルートを確認しようとトップケースからツーリングマップを出そうとしたところで、マップが無いことが発覚する。

もちろん落としてはいない。

何しろトップケースを開けたのは今日始めてのはずだ。

ということはホテルに忘れてきたわけで、戻ると部屋のテーブルの上に裏返しで乗っていた。

これで時間を1時間ほどロスしてしまい、なんだかなあという気分になってしまう。

戻り際に交通取締りパンダセットを目撃してなければ、完全に意気消沈していただろう。

取り締まり情報等はブログに書いていないが、旅のお土産に交通取締り情報はなかなか人気が高い。

ちなみに網走市に戻ってくる時は国道244号ではなく、濤沸湖の南側の斜網広域農道を走ってみたが、自分には向いていなかった。

どちらもツーリングマップルでオススメの道になっているが、海と湖を一度に楽しめる国道244号は素晴らしい…と思う。

自分は海が苦手だが、畑はさらに向いていないという理由もあるが。

 

 

斜里のセコマで休憩を取り、多分何かを食べたんじゃないかと思う。

この記事を書く前に自分と同じように道東ツーリングをしている方のツイートを見ていたのだが、自分とのあまりの楽しみ方の違いに考えさせられてしまった。

こんな、ただ走っているだけでいいのだろうかと。

もう少し色々楽しんだほうがいいんじゃないかと。

しかし、走っているオートバイの上で、景色が後方に流れている最中、自分の脳内で快楽物質がドバドバ放出されているのを思い出し、これでいいと断じた。

ナマモノは食べれないし、酒も飲まない。

人に揉まれるのも好きじゃないのだ。

アレコレ一通りやってみてこれなのだ。

 

 

斜里の町から東へ。

少し寒かったので防風インナーを装着し、天まで続く道…はどうでもよくて、その近くにある名もない展望台に寄った。

 

斜里町 名もない展望台 11時48分

 

かつて、ツーリングマップルR10年度版の表紙を飾った場所。

となればライダーが多数訪れる。

今日は9月4日火曜日で、何の変哲もない平日だ。

普通の人はきっと仕事をしている。

なのに、いったいどこからやってくるのか、多数のライダー達。

道内ナンバー、道外ナンバー。

今日が日曜と勘違いしてしまうほど、多くのオートバイとすれ違い、同じ道を走った。

ヤエー返ってきた率100%じゃないライダーを量産しながら…

その話もまあいい。

 

展望台は本当にただの展望台で、ただそれだけだ。

ライダーにとっては意味があるが、それ以上の意味はない。

国道334号で知床へ向けて走り出す。

 

途中、ウトロ。

 

うとろ・シリエトク 道の駅 12時35分

 

すごい人の多さだった。

車はレンタカーが多く、道路に設置されている監視カメラの数が多すぎた。

対向車のオートバイにヤエー返さないで何をしでかしているかっていうと、まあそういうことだ。

おい貴様!ウトロの手前に有名な滝があっただろう!!というご意見が出てきそうだが、滝よりもずっと興味深い。

ウトロにたどり着く迂回路はないのだ、国道の他に。

一本道にあれだけの数のカメラ。

まあ、この人の多さであれば、納得できる。

余談だが道の駅もカメラだらけ。

調べてないが、ウトロ市街もきっとたくさんのカメラが設置されているだろう。

 

 

そんな事を想像しながら知床横断道路へ入った。

道は空いていた、きっとすごく幸運なことだった。

 

国道334号 羅臼岳 知床峠展望台 13時25分

 

寒い上に風が強くて撮影するのも大変だったという話になる。

半袖の観光客はもれなく足早に車に戻り、バスから這い出た方々も、即座に戻ってくれたので、フルプロテクションでヘルメットも装着済みのままうろつかせていただいた。

とはいえ自分も長居したわけではなく、写真だけぱぱっと撮っただけだ。

最初のツーリングマップル忘れ事件で時間が押しているのだ。

 

知床横断道路の羅臼側、曲がりくねったワインディングを存分に楽しみすぎて、リアブレーキはフェードした。

TWのリアブレーキはドラムブレーキなので、ブレーキかけたままコーナーを曲がり続けるとあっという間にフェードする。

運が良かった。

鈍速走行の観光バスの後ろに車を残して追い抜いたので、前がガラ空きだった。

ビモータのDB7じゃないけど、知床を存分に楽しむことができた。

観光…は、得意な誰かがやってくれるので大丈夫だ。

 

 

羅臼に到着したのは14時近く。

 

国道335号 羅臼 国後島

 

沖に見えるのが国後島

すぐそこだ、あまりの近さに驚いた。

どっかそのへんの陸地と繋がってるんじゃないかってくらいの近さだった。

 

ご覧のように天気は最高。

知床は寒かったけど、羅臼も暖かいってほどではない。

装着した防風インナーはそのままで、走り続けた。

このへんは記録もなければ記憶もない。

いや、交通取締りの記録はあるけど、ちょっとした休憩を取っただけだ。

羅臼から標津まで走り続け、野付半島へ。

 

野付半島 15時30分~16時42分

 

道道950号を行けるところまで走った。

写真は結構撮っているけど、どれもよく撮れていない。

ちょうど逆光の時間帯で、写真を撮るのは難しかった。

野付半島は、見慣れない景色がどこまでも続いているという印象で、違う土地にいるという気分にさせてくれた。

あとはガソリンの残量がやばくて心もとなかった…手前の標津町で入れてくるべきだったと後悔し、復路の時点でGSの営業時間内に到達できるか不安だった。

お陰で今でも 野付半島=不安な感じ という印象が残っている。

人は多い、車も多い、当然オートバイも。

一番驚いたのはきっとこのことだと思う。

道央圏では観光地でも平日にこれほど多くのライダーはいない。

無論観光客とレンタカーもだ。

日曜の支笏湖もびっくりなほどのライダーの数。

オートバイはダントツでアドベンチャータイプが多く、TWは自分以外見ることはなかった。

道東、すごいブランド力だ。

人々を惹き付ける魅力がある。

たくさんの時間を使っても、回りきれない見どころがある。

自分はただ走り去ったに等しいが、今はそれでいいと思う。

 

何しろ道民の自分でも来たのは初めてだったのだ。

どこに何があるか把握する程度でもいい。

次に来る時の楽しみ方の幅が広がる。

 

 

標津からは国道272号中標津町へ。

今日の宿は中標津町

町中を一通り探索し、山岡家でラーメンを食べて、セコマで買い出しをして今日は終了。

 

二日目は286キロ走行。