此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

走れオザキ 40 Z-7テスト

今日は仕事終わりに走ろう。

久々に。

 

 

10月10日は旧体育の日で、晴れの特異日だ。

仕事中に雲ひとつ無い秋晴れの空を見上げて思い出した。

近年は…というツッコミ入れない。

 

大急ぎで帰宅中、周囲の全てが雪虫で溢れかえる。

車が通るたびに走行風に乗って大量の雪虫が押し寄せる、嗚呼。

こういう日に限ってか、着ている上着はフリース。

部屋にたどり着き、玄関にセットしてあるブラシで雪虫を払い落とす。

とりあえず今すぐ走り出すのは止めよう。

新品のヘルメットを進んで雪虫まみれにする事はない。

どのみちこの時期はもう日が沈む。

どんなに急いでも夕日は見れない。

 

 

そして夜。

あまり気温は下がらない。

一応下はレインパンツを装着、グローブはまだ冬用じゃなくてもよさそうだ。

 

Z-6との違いはなんだ?

それを確かめるために走り出し、その違いにすぐに気が付いた。

 

視界が広い。

 

これはシールド特性に由来するものらしいが、今までよりも見えすぎて気持ち悪くなった

メガネを掛けたことがある人ならわかるかもしれないが、初めてメガネを掛けた時の感覚に近い。

大幅な視覚性能の向上に脳の処理が追いついていないせいなんだが、それくらいよく見えるようになっている。

ただ、この視界の広さは普通に被っても体感できない。

ライディングフォームを取って初めて体験できた。

 

 

次にあまりにも静かで後方からの車両の接近に気付かなかったということ。

左側は右よりもやや風が入ってきたけど、Z-6に比べて驚くほど静かだ。

イヤーパッドが入っている影響もあるだろうけど、風切り音、エンジン音、チェーンの音のどれもが遠く感じられて、落ち着かない。

騒がしい場所から静かな場所に移された気分だ。

 

どちらも慣れれば問題なく、事実走っている最中からそれらは走行にプラスとなっていった。

いいよ、とてもいい…

内装が新品の影響もあるが、速度を出してもメットが浮き上がる感じもない。

 

ああ、Z-6を買った時も同じようなことを言っていた気がする。

その時は古いフルフェイスとオープンフェイスからの買い替えだったけど、今回は同じモデルのモデルチェンジ。

前のモデルの問題点がいくつも改善されている。

 

上Z-7 下Z-6

 

ベンチレーション、特に口元は大幅な改善がなされた。

見た目的にはZ-6の方が格好いいけど、金属メッシュは錆びるし虫が入り込むと取り除くのに苦労させられた。

開閉ノブがメットの内側で、走行中に操作するのも慣れるまで大変だったし、開いてるのか閉まっているのかも見てすぐに気付けないのは大きなマイナス点だった。

頭部もあまり風が入ってこなかったが、Z-7では取り入れ口が3箇所に増加。

今日はベンチレーションを全閉にしていた。

この先シーズンで開ける機会はなさそうだけど、寒いのを我慢してちょっと開けてみようかと思う。

 

 

ちなみに下位グレードにあたるRYDを選ばなかった理由は重さ。

軽量コンパクトな帽体とリフトを軽減させる形状は、長距離走行の首の負担をとても軽減させてくれるから。

 

アライしか被らないという人はそれでいいと思う。

その選択に間違いはない。

アライのシールドベースを2個、秒殺した自分にはその選択は出来ないってだけなので。

ラパイドーネオはすごく欲しいと思ったけど、やはりシールドベースを破壊しそうだったし、よくわからないメーカーのカーボンヘルメットは、やはりよくわからないので止めておいた。

 

自分にはショウエイが正解ということで。