CB1100ブレーキ&クラッチフルード交換 その1
ガレ活開始と思った矢先にまたもトラブルという次第。
トラブルと言うか急用が出来てしまいそれを片付けてから作業を開始した。
今日はブレーキとクラッチのフルード交換の予定。
フルードの交換と共にブレーキはピストンの揉み出しもおこなう。
最低でも年に1回はやっておきたい。
可能であれば年に2回はやりたいメンテだ。
やらないとピストンが固着してSon of a bitch…と呟くハメになるので、定期的におこなうか出来なければバイク屋さんにお金を出してやってもらおう。
作業はクラッチのフルード交換から開始した。
これが一番早く終わるからという理由で選ばれた。
他のCB1100はわからないが、自分のCB1100はクラッチフルードを定期的に交換しないとシフトアップが出来ないという症状に見舞われる。
原因は多分エア噛みなんじゃなかろうかと思われているが、ともかくフルードを交換すると症状は改善するのでやっておく。
油圧クラッチのフルードなんて交換しなくてもいいんじゃないかと思われるだろうが、CB1100の場合はエンジン熱でフルードの劣化が早く、正直ブレーキよりもフルードが汚れるので定期的な交換をオススメしたい。
交換方法はブレーキのフルードと変わらないが、ニップルのボルト経はブレーキよりも大きいので8ミリのメガネ(レンチ)ではなく10ミリのメガネを用意する必要がある。
写真はレンチのかけ方が間違っている。
これでは緩めることができないので、写真撮影の後ホースを抜いてかけ直した。
リザーバータンクのフルードをシリンジで残らず吸い取ると30mlほど入っていると確認できた。
吸い出したフルードは先日抜いたままのオイル受け皿の中に捨てる。
新しいフルードを注いでレンチでボルトを緩めてクラッチレバーを引いてホースとシリンダー内の古いフルードを押し出していく。
押し出されたフルードを確認するとエアは混入していない。
リザーバータンク内に2回ほどフルードを注いだくらいでまあ大丈夫かと。
フルードの交換後はニップル内にフルードが残っているので、必ず紙縒りにしたティッシュを何度か出し入れしてフルードを吸い取る。
ティッシュじゃなくても別にいい。
穴に入る水分を吸収して溶けない物ならなんでもいい。
紙縒りにするのがたいぎい人は糸でも用意しておけば便利いいはずだ。
クラッチレバーをにぎにぎして問題がなさそうなのを確認。
締め忘れがないかも確認して次の作業に移る。
先にブレーキのフルードを交換するか、それともピストンの揉み出しをするかで悩み、めんどうな揉み出し作業から先にやることにした。
右か左かは場所の問題から左が先となり、シーズン終了の時点で洗っていなかったらしい汚いキャリパーを外しにかかる。
キャリパーの下に牛乳箱→ステンレストレー→2✕4材を積んだものがセットされている。
いつの頃からかこのセットがキャリパーに何かする時の定番と化している。
先にスライドピンを外して板バネを外しブレーキパッドを引き抜く。
パッドはピストンに押されているので引き抜くのにやや苦戦した。
キャリパーボルトを緩めて無事に着地させたのが上の図。
ここからピストンにCCIのメタルラバーをぶっかけてマイクロファイバーのウェスで磨き、ピストンツールで回しながら片側4個の揉み出し作業をおこなっていく。
ダブルディスク対向2ポッドキャリパーマジキツイorz
ブレーキレバーを握ると出てくるピストンは両側とも1個だけ。
まずはその1個を清掃し、押し込んで他のピストンが出てくればそれを清掃するもぐらたたき方式を採用。
左側はその方式で全てのピストンを清掃できたけど、右側は1個だけどうしても出てこないピストンがあってピストンツールで引き出した。
全てのピストンを清掃して固着はなかったのでまだOHは必要がない。
TWの時みたいにツールでピストンを回してもダメな場合はOHに踏み切るしかないが、ダブルディスク対向2ポッドキャリパーはエア抜きが恐ろしいほどめんどうなのでやりたくない。
手が油まみれなので写真はないが、キャリパーの内側を清掃し、ボルト類も清掃。
スライドピンはシリコンスプレーを吹いて、ブレーキパッドは残量を確認後、清掃してから裏側に鳴き止めグリスを塗っておいた。
自分はパッドの裏にだけ塗る派。
ピストンに塗る派もいれば両方に塗る派も存在する。
既定値でボルトを締めて異常がないかをよく確認する。
特にブレーキレバーを握ってピストンを出しておかないと発進して停止できないという事が有り得るので、そこだけは絶対に忘れないようにしよう。
フロントが終わってリアもやろうと思っていたが、あまりの寒さに退散した。
リアは明日…できるかな?