とてもよく晴れていた4月3日。
週間天気予報でピンポイント晴れ予報を引き当てるなど、自分にとっては相当珍しい。
もちろんただで引き当てたはずがない。
前日の仕事を長時間労働に変更されている。
半日くらい働かされて、あまり休めないままだったが走り出す。
今日を逃せば次はないかもしれない。
4月の休日を全て雨で全滅させられた過去が急き立てる。
体の前と後ろにカイロをセットし、防寒装備に身を固める。
今年はブーツを新調した。
他は去年と変わっていない。
バイクを走らせるなら気温2度くらいまでが限度という装備。
バイクから降りたら日陰にいないと暑くて茹で上がりそうな装備。
今日は最高気温が10度くらいの予報で、手持ちの温度計もそれくらいだった。
去年の初走行よりはずいぶん暖かい。
整備はしたけどテストはしてないCB1100。
どこもかしこも去年より故障箇所が増えているそのオーナー。
まずはオートバイも自分もどれくらいなのかを知る必要があった。
起床に成功し、前日用意していた物を持ち、ゆっくりと走り出した。
行き先は南。
4月は冬期通行止が解除されているメインルートの確認が恒例となっている。
ガレージを出て最初の交差点を曲がり、ゆっくりと走りながら全てを確かめていく。
んんん、、、調子いいぞ、、、と
その時は確かにそう思ったけど、今文字にしてみるとちょっと違う。
いつもと同じ気軽さを感じる というのが一番適切かな?
多分これくらいだという予想と現実がびったり一致していた。
そこそこの状態だと予想してまさにそこそこだった。
だから調子いい! ではなく調子いいぞ、、、 という事なのだろう。
冷水峠に向かう道はまだ雪の中。
トンネルを抜けて赤井川村へと入っていく。
時速50キロくらいでゆっくりと走ってきた。
CB1100('10)はこのくらいの速度で走らせると味わい深い走りをする。
写真からだとまだ雪が残っている赤井川村は、住んでいる人と知っている人からすると、とても雪が少ない。
道の駅で最初の休憩を取り、何も異常がないのを確認してR393へと入って行く。
道路交通情報では路面凍結注意の文字が出ていたが、凍結どころかフルドライの路面のまま倶知安まで続いていた。
オートバイには乗れているがスピードは出さない。
出してしまうとあっという間に楽しい場所が過ぎてしまうので、ニセコパノラマラインを走る時のようにじっくりと走らせる。
じっくりと走らせるもう一つの要因もあった。
スマホのカメラとiNSPiC RECの両方で撮影したけど、陽が当たって真っ白に輝いている羊蹄山を収めることは不可能だった。
そのへんは良いカメラをお持ちの諸兄におまかせすると割り切って、自分は山を見ながら走らせる。
iNSPiC RECだと写真から位置情報が拾えないので、後でブログを書く時にちょっと大変だと痛感した。
これは写真のGPS機能をONにして使ったほうが良さそうだ。
R393で倶知安へ入り、R276で羊蹄山を右手に見ながら走り続ける。
今日は途中からr257へ。
スマホのカメラも去年とは違う物。
撮ってみると印象とは別の物で、これはまた色々やり直しになりそう。
iNSPiC RECの方もスマホのカメラと性能はほぼ一緒なので、撮った写真はそう素晴らしいものではない。
こちらはさらに画面がない、ズームがない、フォーカスも確認できない、液晶画面がないカメラなので後で見るまで何もわからない。
でもちょっと止まって、さっと取り出してざっと撮ってまた走り出すのはおもしろい。
箱の中に何かは入れたけど何が入っているかはあとのお楽しみ。
今日は結構入れてみたけどガラクタばっかり、でもそれもまたおもしろかった。
撮影機器としてはダメなんだろうけど、おもちゃとして使うなら上々だ。
r257を抜けたらあとはR230で道なりに走り洞爺湖を目指す。
自分の定番中の定番。
でもそんな定番のルートにも発見はある。
札幌方面からR230を走ってくれば目に入る道路標識。
自分が見落としていたのか新たに設置したのかはわからない。
多分見落としていたんだと思うが。
あまりR230からr578へと行かないうえに、上の青看板を注視するから気付かないのだろう。
実際写真を見返すまで一番下の道道578の矢印看板に気付かなかった。
樹生さんが去年見つけられなかったのも無理はない。
今年は機会があれば訪れてみてほしいと思う。
なお、まだ冬期通行止が解除されていないので月浦展望台には行くことが出来ない…
Son of a bitch… Son of a bitch…