4月8日のツーリングその1 寒別取水堰
週間天気予報で雪マークが付いていた4月8日は、前日最終の予報で晴後雨の予報に変わる。
雨は夜の遅くから。
ここ数日雪の日が続いていた。
明日も雪の予報。
休日がピンポイントで晴れるのは珍しい。
特にそれが4月となれば、なお珍しい。
ネンオシャチエブクトウバシメの呪文を唱え、追加でエアクリーナーのドレンもチェックしておけば問題が出ずに済む。
TWは自分でやや大きくバラしたので不安が大きい。
いつもどおりに出発し、今日は冷水峠の展望所へ。
今日は春らしい空が広がっていた。
少し霞んだ青い空。
風はないけど気温は低かった。
最高気温が8度くらいの予報で、前回のツーリングよりも寒い。
それなのに歩き回る予定があったため足元をブーツカバーではなくオーバーソックスにしたので、相当冷えた。
今日はまっさきに思い付いたルートを否定し、r97で豊浦町まで走るルートにした。
何故そうなったかはちょっとした気分の問題だったが、ルートが決まれば少し盛ってみたくなる。
去年未探索で終わった寒別取水堰の探索と、r97を走るならまっかり温泉の駐車場で羊蹄山を眺めるのと、豊浦から善光寺まで行くというのを盛り込んでみた。
ちょっと盛りすぎた気もしたが、走り出してダメそうなら次の機会にしてしまえばいい。
寒別取水堰は所謂『ダム』で、r478の途上から見ることが出来る。
と言っても見れるのは木に葉がない時期だけで、冬場はどうなっているか不明。
ふきだし公園のやや近く、尻別川が急に曲がっている部分にある。
グーグルマップで場所を確認すると道が存在するので行けると思っていた。
実際に行くことは可能だが、よく調べずに行こうとしてしまい、ツーリングの往路で行くことはできなかった。
ちゃんと見ればわかるが、道はR276にしか繋がっていない。
r478からは繋がっていないのだ。
そうした次第で訪れたのはツーリングの復路。
帰り道の途中。
自分でも驚いたが、よく時間と体力が残っていたものだと感心した。
道は未開通な挙げ句それじゃあ有効活用したらぁ!とばかりに巨大揚水発電所をぶっ立ててしまったr95、京極定山渓線の目の前の道路。
いつもはダンプ誘導係員が突っ立っている道と言っても通じるかもしれない。
畑と農家しかない舗装路を進むと案の定未舗装路と化したので、やはりTWで来て正解だった。
未舗装路は適度な砂利道で走行にそれほど支障はない。
そしてそれほどの長さでもない。
ないのは良かったけどダムまで辿り着くことは出来なかった。
ご覧のように厳重に立ち入りを禁止されているので辿り着くことは出来ない。
右手の崖の斜面の登攀に失敗するとゲートの上に生えている鉄の棒に突き刺さるので止めた方が無難だ。
棒は先端が鋭利に処理されている念のいりようなので、無謀な登攀は止めた方がいい。
去年無謀にも太田神社の絶壁登攀チャレンジをしたヤツが言っていたので。
ゲートは南京錠で施錠されていて、運良く解錠できるかもしれないナンバー式のものではなくキータイプ。
大口径マグナム弾の直撃でも破壊できない、銃撃で破壊したけりゃアサルトライフル持ってこいというやつでも、税込み220円で破壊する方法を知っているけど実行したりはしない。
もちろん泳ぐのは論外で、泳いだ先にあるのはダムなので結構な落差を膨大な水と一緒に落ちることになる。
そのまま尻別川を海まで下りたいなら話は別だが、この取水堰の先の方はラフティングも楽しめる急な箇所なので止めておこう。
こうした次第で間近で寒別取水堰を見ることは不可能。
せいぜい出来たのはゲートの隙間に手を入れて撮影するくらい。
航空写真を見ると立派な魚道のようなものが見れるので、どうしても見たい場合は対岸から望遠機器を使って見るかドローンを飛ばすのがいいだろう。
秋だと落ち葉で滑る可能性があるが、春なら雪が溶けて草が生えるまでは見通しもいいのでチャレンジするならこの時期がベストということになる。
自分は残念ながらそこまでの情熱の持ち合わせがなかったので、寒別取水堰に関してはこれにて終了となる。
ちなみにゲート付近は特に立ち入りを禁止されているわけではない。
ちょっと残念だったけど、この時期は見通しが良くて虫が出ないので探索系のツーリングをするにはとても向いている。
他に思い出した探索場所があれば、今のうちに回ってみるのもいいかなと思った。