夕焼けダッシュ 十八回目 ナイトランダー3
タイトルの『ナイトランダー』はナイトライダーの間違いじゃない。
ナイト ラン だー をくっつけて最後をカタカナにしただけ。
ナイトランと言うよりミッドナイトランなんだけども。。。
ここのセコマは珍しい24時間営業のセコマ。
余市ICを降りてそのまま直進すると右手にあるセコマ。
数十メートル先にセブンイレブンがあるガチンコバトルを展開しているセコマだ。
3日連続で深夜にオートバイを走らせるとか正気じゃないので、明日の休日は精神科の病院へオートバイ以外の乗り物で向かった方がイイとかって心配はいらない。
明日の天気予報が雨時々雷が降り、風は強く吹くでしょうとかって予報だったからだ。
その次の休みの予報もよろしいわけじゃなかったので、のたうち回りたくなければ今の内に走った方がイイ。
走れないで精神がヤラれて冗談抜きで病院へGoする事になるよりはずっとイイ。
深夜にオートバイを走らせると、とんでもないスピードを出しているように思われるが、実際は法定速度以下の鈍行だったりする。
ハイビームにしないと何も見えないレベルの道を、乗れてない状態で走っているので50キロくらいしか出してない。
目的がライディングフォームの修正なのでスピードが必要なわけでもない。
ステップに荷重を集中させる方法を、オートバイに乗せられながら模索しているのだ。
昨日とほぼ同じフォームで、同じ問題にぶつかる。
左はいいけど右に荷重がかからない。
床の上でも自転車の上でもTWでも出来ることが、CB1100の上では出来ない。
さてさてどうしたもんかねぇ…と呟いて、極端なフォームからやり直しをかける。
一度バラバラにして良い感触が得られた時の事を思い出し、フォームを組み上げていく。
確かに完成形はある。
縦横無尽できる形がある。
あと一つ、もうちょっとで辿り着くはずの最後のピースを探し出す。
何度も見つけて無くしてしまう最後のピース。
こ、これだー!
と、見つかったのはTWのライディングフォームと同じ。
ヒールグリップはせずに爪先は上を向いてステップに上半身から伝わる荷重の全てが集中する。
ケツの位置が相当後ろのほうにある。
自分が考えるよりもずっと後ろにケツを置かないとダメだったらしい。
一般的にはタンクからこぶし一個分ほどあけた場所が正しい着座位置とされているんだけど、その位置から途方もなく後方が自分の着座位置になる。
なんというかいつもの事だけど、わかってしまえば簡単だ。
どうしてこれを忘れてしまうのか。
以前と違って今は思い出す方法をある程度作っているけど、思い出すまでに時間がかかりすぎている。
忘れない方法もほしい。。。