此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

レザーチャップス その1

試着をしないどころか実物を見もしないで購入に踏み切ったレザーチャップス。

最低サイズはMで購入したのもMサイズ。

股下の設定は全サイズ86センチが仕様となっていて自分には長すぎた。

ブーツを履いても裾の先が地面に接触してしまうほどだったので付近の洋服修理店で加工を依頼した。

メーカーで裾上げの依頼は購入から初回は無料で行ってくれるけど送料は自分持ちなうえに、実際どれくらい裾上げをするのか自分自身で決めかねる状態だったもので。

 

 

こうして2センチほど裾をカットされて84センチ仕様となったレザーチャップスは冬眠し、今シーズンの開始からやや過ぎて走行に使用された。

やはり革の断熱性能は良い。

そして防滑性能も良い。

オートバイをギュッと下半身でホールドするのに革は非常に向いていると改めて思い知らされた。

それと共に思い知ったのはレザーチャップスじゃなくてもよくないかという事実だった。

レザーパンツでもいいじゃないかと。

 

 

実際レザーパンツの方が全てにおいて便利よかった。

特に自分はパンツのベルトループにカラビナでバッグを引っ掛けていたのでこれが使えなくなるのが大変に困った感じになってしまった。

脱着も手間取るし雨が降ったらレザーチャップスの上からレインパンツを装着するの?という疑問はいまだに解消されないままだ。

革が覆っていない股間とケツ回りは暑い/寒いの対象のままで、見た目はあらゆる意味で怪しくなるので本当にレザーパンツのほうがよかっただろうと心底思っている。

が、それなのにあまり失敗したという気持ちにならない。

これはこれでイイものだと思っている。

 

 

 

製品自体の品質の良さがそう思わせているかもしれない。

革は初めから柔らかかったが使用に伴いさらに柔らかくなった。

あとは革の表面がしっとりしていて履いていて苦痛になることがない。

走行しているとだんだんレザーチャップスがずり下がってくるのがちょっと問題で、この問題を解決するためにやってみたのがコレ。

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元は革のぶっとい紐が付いていたけどよくほどけるし結ぶのも面倒だったので靴紐に変更させられた。

それだけじゃなく下の画像のようにチャップスの端と端を合わせるように結ぶものを、上の画像のようにチャップスを重ねて縦に紐を通してウエストを詰めてみた。

あまりにウエストがガバガバなのでまたしても修理屋にもちこんで詰めてもらおうと思ったけど、簡単な方法で何とかなりそうだったのでやってみることに。

 

 

結果、ウエストでチャップスはやや固定されるようになってずり下がりはかなり軽減させられた。

もうちょっと痩せるとこの問題は再発するのでそうしたら加工に出そうと思う。

とりあえず歩き回っても落ちてはこない。

藪こぎしてもジーパンなら色々ひっつくけど革だと付かないしさっと拭くだけで何もかも取れるので楽チンだ。

 

 

裾がブーツカット仕様でボタン留め加工なのはあまり好きじゃなかったけど使ってみると便利よかった。

ファスナーの精度はすごく良い。

何の抵抗もなく引けばジッパーがスライドする。

 

レザーチャップスを装着して困ることより装着しないで困ることの方が多くなってきたので、自分にとってはよい選択だったんだなと振り返ってみて書いている。

いまのところは…

 

何もかもが裏目になる可能性があるので、今のところはという事にしておこう。