此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

OGK KABUTO SHUMAを購入

www.ogkkabuto.co.jp

 

 

ヘルメットを買うなら何がいいかと訊かれたら、アライのRX-7Xを買えと即答する。

街乗りで通勤快速しかしないんだよと言われたら、なおさらRX-7Xを買えと言うだろう。

事故の殆どは都市部=街乗りで起きているからだ。

 

自分がショウエイのヘルメットをかぶっている理由は、アライのヘルメットのシールド交換をした時に、シールドベースを1日に2回破壊した不器用さ故に…

 

もう少しお金を積めば同じOGKでも上位モデルのAEROBLADE-5が買えたんじゃないか、という疑問はもっともだけど

 

 

 

今回は製品がどれだけダメなのかを確かめたかったのでSHUMAで間違いじゃない

 

 

 

 

帽体がFRPじゃなくABSで、あご紐がDリングじゃなくバックルで、一番安いフルフェイスというのがどのレベルなのかを知りたかったから。

ダメだって決めつけて買っているので、その選択肢はないと言われても首をガクガクと縦に振ってザッツライトを連呼して同意するしかない。

 

 

 

とりあえず届いた製品を見てみると、どうしてその隙間に傷があるのかという状態で、返品しようかと思う次第だった。

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返品しようかな…と思ったけど、その部分も含めてダメだってことで。

 

帽体は手持ちのZ-7よりもデカい。

そしてZ-7よりも重い。

Z-6よりも重いかな…二昔前くらいのショウエイのメットと同じくらい重い気がする。

 

 

かぶってみると内装のフィット感は極上だった。

自分は絶壁なので内装がフィットする事はまずありえないので、これに関しては驚きを禁じ得なかった。

 

あご紐のバックルはダメ。

一番短くした状態でも説明書に書いてある指一本分以上の隙間が生じる。

いまだにあご紐の構造がDリングから変わらない理由の一端が垣間見れた気がした。

紐が余って固定するためのボタンが壊れることはないけど、やはりバックル式はいまいち。

バックルの脱着もめんどうなんだけど、メットの脱着の時に紐を引っ張ってチークパッドの部分を広げる動作がやり辛いのはかなりのマイナスポイントだと思う。

 

 

この他製品の特徴として口元部分のスペースが大きく取られていて、フルフェイスヘルメットでありながら息苦しさが少ないということ。

オフ用のメットをイメージするとわかりやすいかと思う。

www.shoei.com

 

シールドの開閉の動きは大変滑らかで、シールド脱着の構造はショウエイとほぼ同じなのでシールドベースを破壊する事もなさそう。

 

まだ走行に使用していない段階での製品の評価は悪くない。

 

ただこの製品を人に勧めるかと言われると絶対に勧めることはない

 

 

 

絶対にない。

RX-7Xを買えと。

買う前にシールドの脱着をやってみて、ベースを破壊してしまったらショウエイメットを買えと言うだろう。

 

ハイサイド喰らって吹き飛んでる最中にこんなメットで大丈夫かという疑問が生じるような物は最初からダメだし、そんなものは人に決して勧められない。

 

今回はそのダメさ加減を身を以て確かめたかったので買ってみたで、どれだけダメでもかまわないけど。

色がガンメタになったのは一番安かったからという理由だし…

 

 

 

あまりにも高価なので簡単に言えないけど、靴と同じで毎日使うとメットが一気に劣化するので、できれば2つ以上のメットをローテーションで使うのがよい。

使用後は必ず強制送風させて内装やベンチレーションをよく乾燥させる。

これで相当メットの寿命が伸びるので、OGKのメットよりもお勧めしておきたい。

ヘルメット専用の乾燥機じゃなくて、ダイソーで売ってるキッチンラックを二段にして、USBファンで送風するだけで全然OK。

ニオイが気になる人はお手頃で小型のオゾン発生器も追加で買えば、激安の脱臭乾燥システムが出来上がる。

あとは衣装ケースに乾燥剤を大量に放り込んでメットも一緒に入れておけば、夏でも冬でも問題ないメット環境が整えられるはず。