夕景4
仕事が終わって外に出るとびっくりするほど暑かった。
朝、職場に向かう時はまだひんやりしていたのに。
あとでアメダスを見ると夏日だった。
チャリンコ猛ダッシュして帰ってきて大急ぎで着替えて走り出した。
暑いので夏用の装備に変更するのが正解だけど、そんな猶予はまったくない。
走り出したくてたまらなかったからだ。
立ちごけ対策として完全に停車するまでオートバイにタンクバッグかカメムシのようにへばりついた格好で乗っていた。
たちごけたもっともな要因は腕が伸びてダンパーのようになってしまったためだったので、へばりついて腕が伸びないようにした。
きっと何を言っているのかわからないと思うがそれでもいい。
ともかく転がらなければいい。本人にしかわからない方法だとしてもそれでかまわない。
へばりついた副作用、オートバイと高まる一体感。
コーナーを無尽して冷水峠へ。
赤井川村 冷水峠展望所 18時22分
その写真は明るさの補正しか入れていない。
色の補正は入れていない。
西の空に大規模な雲がかかっていて、その雲の端が彩雲になっていた影響と、やや強い風で流れた薄い雲の影響と日没の時間の結果がその写真の風景となった。
iPhoneSE2のカメラでは彩雲が取れなかったけど、雲の端が虹色に光っているのはとてもキレイだった。
ここまでとても暑かったのですこし涼んでから峠を下りた。
下りはオートバイの乗り方が全然ダメ。
コーナーの手前で減速することは出来るけど、それはただ減速しているだけだ。
停車するための減速と同じで、次の動作にまったく繋がらない。
そして曲がれない。
原因はすぐにわかった。
ガチガチの上半身に気付いたから。
下半身ホールド◯
カウンターアクション✕
向きかえ✕
今日は用事があったので1往復でおしまいにしたけど、もうちょい日が長くなったら何往復かしてみようと思う。
水平線の向こうに雲があったので夕日は期待していなかった。
予想通りの光景で安心。
余市町 フゴッペ 19時09分
冷水峠から余市までの下りで太ももがパンパンになった。
全開にした太ももパワーの影響。
乗り方は間違っていないので、あとはガチガチの上半身を柔らかく使おう。