5月10日のツーリング 崎守へ その2
CB1100をだいたい200キロほど走らせると膝が痛くなり、300キロほど走らせると左肩が痛くなる。
左肩だけ痛くなるのは自分が左肩に持病を抱えているからという理由と、クソ重い油圧クラッチを何度も切らなくちゃならないから。
TW225でもこの症状は出るけど、距離はそれぞれ+100キロくらいでではじめる。
症状の解決方法は休息を取るしかない。
ヘルメットを取って1時間ほど休息すると症状は回復するものの、ツーリング中の1時間という時間は途方もなく大きい。
そして距離を走って時間が相当経過して発症なので、帰路の大事な時間帯であることが多い。
その時間に1時間もの大休止は基本的に無理だ。
こまめに休憩を重ねてやりくりするしかない、基本的には。
少なくとも強力タイプのロキソニンを飲んで走行を続行してしまうのは間違っている。
良い子と諸兄は真似しないようにしたほうがよろしい。
そんな状態に突入して帰ってくると説明不要なほどに疲れ切っている。
その状態で文章を書いたらとんでもない誤字脱字をやらかしている。
そして翌日は筋肉痛だ。
最初はそれほどでもなかった。
カウンターアクションの最中にブレーキングをしてばったんばった向きかえをしまくってこの程度とは、緒崎! 貴様少しは成長したな・・・と思ったら時間経過で筋肉痛は悪化。
年をとると筋肉痛が翌日にこないアレだった。
それでも筋トレの成果は出ていて、何もしていなければ歩くのも無理なほどの痛みはない。
歩き方はちょっとおかしいけど。
そして久々に味わう心地よい疲労感と充足感。
この気分だけで一週間は持つというくらい今回のツーリングはよく出来たツーリングだった。
何がと問われると難しいけど、オートバイを走らせることに不足がなかったのがとりあえず最大の原因だと思われる。
日時:2022-05-10 10:10:43 時間:09:21:03 距離:280.85km #ルートヒストリー pic.twitter.com/uINCl1f2cN
— 此先松倉 (@konosakikurai) 2022年5月10日
道道97号の中央分離帯のあるコーナーを思う存分味わい尽くして豊浦町に到着。
前走車もいなかったので本当に僥倖だった。
ここから先はひたすらに国道を走るだけ。
国道37号と並走している道道779号を走らなかったのは帰りに走ろうと考えていたため。
目的地は室蘭市の崎守町の一本桜。
室蘭環状線を走れば問題なく到着できる場所だけど、極度の方向音痴を自覚しているのでナビを起動した。
オートバイのハンドルに取り付けている1000円もしないスマホホルダーに中古で5000円くらいで買ったSO-02Hをセットする。
振動でiPhone(スマホ)のカメラがダメになるから対振動スマホマウントを買うんじゃなくて、セットしてぶっ壊れても問題ないスマホを使うというスタイル。
問題はテザリングで使っているのでバッテリー容量の少ないiPhoneSEの電源がモリモリ減っていくことくらい。
そんなわけで迷うことなく目的の場所に到着。
自分の目の前にはSNS等でよく見た光景が寸分違わず広がっていた。
室蘭市 崎守町の一本桜 14時9分
昨日まで咲いてるとかってツイートがあったじゃないかと言ってみたけど、ご存知のようにここ数日強風が続いていたのでぶっ飛んでいても不思議ではなかった。
もしかしたらダメかもねという考えは持っていたのでそれほど残念ではない。
あと、距離も結構ある。
写真は光学2倍ズームで撮影されていて、肉眼で楽しむにはちょっと距離がありすぎると思った。
そして何よりそこまで桜が好きじゃない自分には、来年また見に来ようと思わせるほどではなかったという次第。
でも、感謝した。
この木がなければ今日の走りはなかったので木に感謝した。
そしてもちろんツーリングルートに迷ってみた。
昼食はここに来る途中の道路脇のP場で適当に済ませていたので、食べる必要はない。
室蘭はいずれ泊まりで探索系ツーリングの舞台にしようと考えているので、ちょっと寄ってみたい箇所をいくつか寄って帰ろうと考えた。
本来ならもう帰路についていなければダメな時間にも関わらず、どこかに寄ろうと思った考えに至ったのは今でも理解できない。
きっと走りきって浮かれていたんだと思う。
東室蘭の方を経由して室蘭の方に向かったのはちょっとした調査を行ったから。
これでますます時間がなくなったのだけど、そんなことは気にせず道道844号でまたオートバイをばったんばったんさせていた。
祝津公園展望台に行く前に名前だけは知っていた円形校舎の絵鞆小学校に立ち寄り。
たまたま目に入ったのでちょっと見ただけ。
絵鞆小学校 15時59分
そして展望台へ。
室蘭市 祝津公園展望台 16時8分
定点観測ポイントをお借りしました。
すごく景色がよかった。
そういえば今日はどこに行っても雲が一つも浮いていない。
景色を見ながら将来のとても大事な事を決めたけど、それはまだきっとかなり先のことになるだろう。
十分に景色を堪能して名残惜しいけど室蘭市を離れる。
高速道路を使って札幌まで一気に帰るのがきっと正しい選択だったんだろうけど、なぜか自分は白鳥大橋を渡っていつもの帰路へと走り出した。
洞爺湖 とうや水の駅 17時56分
時間の感覚を取り戻したのは確かこのあたりで、帰宅までの時間を計算して真っ青になった。
洞爺湖畔で18時?
自分はいったい何をやっているんだ、と。
夕刻の例の場所も洞爺湖畔も素晴らしいのですが、自分の時間間隔がおかしかったので見れたものでしたw
もうGWも終わった平日だっていうのに、仲洞爺キャンプ場の人の多さにはびっくりしました。
いつか自分も夕刻の洞爺湖を心赴くままに堪能したいと願っていましたがそれは今日じゃない。
しかも今日はまだ強風の名残が残っていて湖面には波がって・・・という話でもない。
おうちに帰る途中には真っ暗になっているぜというお話。
さらに問題があって、今日はガソリンリッター5円引きのクーポンを使って燃料を満タンにしようと目論んでいた。
クーポンの期限はあと10日しかなく、入れるチャンスは今日しかない。
リッター5円引きなので当然たくさん入れたほうがお得になる。
7リットルタンクのTWより14リットルのCBのほうがいいし、なるべく空の状態のほうがいい。
そうした次第で燃料の残りが怪しい状態で帰らなければならなかった。
そうまでしなくてもいいじゃないかケチくさいと言われるだろうが、ガソリンが高すぎるのでそりゃあ仕方ない。
真狩村で超晴天だった空から沈む夕日に炙られて、倶知安町でマジックアワーを存分に堪能。
その後はあれほど暑かった日中から鼻水が止まらないほどの寒さに突入。
わかっていた、だから防風インナーだけじゃなく雨も降らないのに雨具を持ってきている。
着込んで走り出すととても暖かい。
帰りのR393はエコランで帰ってくる。
倶知安あたりから給油ランプがピコピコ始まったのでぶっ飛ばしたら途中で止まっていただろう。
無事に余市のオカモトセルフでビタビタに燃料を入れて帰ってきた。
今日を存分に堪能して、おしまい
そうだ、やはりレザーチャップスというか、レザーの滑り止め効果は大きいと感じた。
ブレーキングの時に色々ずれないのはありがたい。