6月27日~28日のツーリング 帰り
昼から雨なら昼前に帰り着くのが大正解。
雨を楽しめない自分にはそれが正解。
そして正解を選べないのが自分という次第。
雨が降ったらそこから直帰だけどそれまでは道路を探索だ。
ホテルをいつもの時間に出発してとりあえず国道235号を移動しながら入れそうな脇道を探してみる。
節婦のあたりで町道にそれてみると通行止めになって新しい道路が出来ていた。
基本的にこのあたりは山側に入ると馬牧場のたぐいしかない。
昨日の道道爆走で走る方は燃え尽きていたので、景色を楽しみながらひたすら鈍行を決め込んでいた。
馬牧場は好きだ。
その光景が広がっているのを見ているのが好きだ。
馬の側を走るときは静かにゆっくりと、そしてやや離れて道の端の方を走る。
厚賀まで走ろうと思っていたけど国道の車の流れに閉口して町道でショートカットして道道208号へ。
道道208号から道道71号の一部は未走破だったのでこの機会に走っちゃうぜという次第で北上してしまう。
おい貴様、何処へ行く・・・という感じだったのだけど、このあたりの道道は本当に走っていて楽しい。
どこもかしこも山の中で、山谷さんにとっては楽しくてたまらない場所ばかり。
空はどんよりでちょっと前の雨で川は激しく濁っていたけど、気温は高めでゆっくり走るとすこぶる気持ちよかった。
道路、橋、川、牧場(馬)、畑、山、谷、それらを走りながら楽しむ。
あまり止まらない。
急いでいたわけではないけど走り続ける楽しさがあったので。
それでも止まってしまう場所がやはり出てくる。
地方の神社にはそうした魅力がある。
正月用のしめ飾りが未だに飾られているという凄まじさ。
鳥居からかなり急な斜面を登らなければならない過酷な神社だった。
そばには学校だったはずの廃墟?
校門だったものは草木に飲み込まれかけていた。
墓地、そしてコミュニティーセンターと思われるものもあった。
コミュニティーセンターってのは札幌圏だと「◯◯会館」という町内会の会館が一般的だと思われる。
これが日高地方だと「生活館」という名称が一般的に使われている。
ちょっと調べたら胆振地方でも使われているらしい。
この違いまではちょっとわからないが、コミュニティセンターに五神名地神塔をぶっ建ててるところはなかった。
馬産地ゆえに馬頭観音系のものは多かったのは納得できる。
これは帰り道で道路じゃない探索を存分に楽しめる!
とりあえずこの場所を調べまくるぞと思ってスマホを取り出すと圏外・・・
山の中を走り回るならドコモ系回線一択の自分でも圏外な場所とは、これだから探索はやめられないとかほざきだしたら雨がポツポツと降ってきた。
チクショウ、雨雲の広がり方はどんなもんだと思ってスマホを・・・圏外だったのを思い出して雨具を着込む。
上は数年か10年か使い倒しているウインドブレイカー兼雨具。
下は中古で買ったゴアテックスのライパン。
これにブーツカバーを装着した。
下は雨具も持ってきていたけどゴアテックスライパンの防水性能を試したかったのであえて装着しなかった。
雨が降ったら直帰に従ってここからは大きな道で案内看板が出ている道しか走らない。
何しろ極度の方向音痴で雨が降るとナビが使えないから。
あとはご想像通りで、雨脚はほぼ同じで路面はフルウェット。
最初はまったくなんともなかったゴア・ライパンは裾の部分から次第に浸水してきた。
これはほぼ予想通り。
いつだったか樹生氏がそんなことを言っていたのできっとそうなるだろうと思っていた。
ケツの部分もやはり染みてきた。
ただ、心のなかでじつはゴアテックスは無敵だと思っていた。
ライパンと同じメーカーのゴアテックスのオーバーソックスがまったく浸水しなかったのでもしやと思っていたのだ。
とりあえず雨具はだめでコンビニでも入ろうかと思ったけど、メットを置く場所がどうにもならないと気付いて走り続けることに。
こうなると頼もしいのが高架下。
雨じゃなくても日差しを凌げる頼もしい存在で、自分は結構好きな高架下。
あとは公園とかの公衆トイレを利用して飲んだり食べたりせずにひた走り。
どうして高速道路に乗ってしまわないのか自分自身謎だったけど、下道を走り続けて帰ってきた。
お陰で良いものを2つ見れたけどそれはナイショのお話。
忘れていたけど止まったホテルは道民割が使えて3000円ほどで宿泊できた。(素泊まり、2回以上のワクチン接種が証明できるものと身分証明証の提示とホテルで同意書の記入が必要)
おまけに何故か北海道応援クーポン2000円分がもらえて実質1000円くらいで泊まれることになる。
クーポンは使用期間が短く、ぶっちゃけ泊まったら近場の飲食店で使ってくれってものなんだけど、調べると別に使用可能な店舗ならどこで使っても良かったので帰ってから日用品の補充に使わせていただいた。
山岡家は使用不可だったのでそうなった次第、静内町すまんかった次第。
それにしても泊ツーはやはりイイ。
走り出して帰りのことを考えなくてもいいのがまずは素晴らしい。
帰路のことは泊地で考える、今日はただ走るだけだ! とか脳が沸騰しちゃう。
そして翌日の朝がまた素晴らしい。
いきなり自宅から遠くの地点でツーリングがスタートするとか、絶叫してガッツポーズするほどよい。
今日は残念ながら雨で後半はひたすらに苦行となってしまったけど、日高地方にはまだやり残しが山のように残っているので今後のお楽しみにしたいと思われます。
もちろん帰ってきてぐしょ濡れになった始末をしなきゃならなくてうんざりしたのは言うまでもなし。
ライパン乾かすの大変でヤッテラレナイ😇