此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

11月9日のツーリング その2

前日の仕事の終了時刻は午前2時30分だった。

休みの前日はいつもではないがろくでもないことになる。

この件は統計は取ってないが・・・作業中にいつも呼び戻される不思議を感じたので他の事で統計を取ったら、1ヶ月半で160回中159回呼び戻されるという現実が理解できたのでそれ以降不幸の数を数えるのはやめた。

良いこともあれば悪いこともあるというのは間違いではなく表現が正確ではなくて、喜びは大きく感じすぐに忘れて何度でも楽しめて、悲しみは耐えて忘れずに何度も味合わないように回避するよう人間が作られているだけなんだよと。

いらん知恵を身につけるとより人生を楽しめなくなるのは間違いがなく、おい貴様!読者を巻き込むのはやめろ!と言われてももう遅いのでご了承くださいませ。

 

 

 

そう、前日の仕事終わりに自転車を走らせる前に、こんなはずじゃあなかったがこうなるのは自分らしい、嫌になるくらいと吐き捨てて帰宅して風呂に入って寝て起きた。

意外にも体調は悪くない。

TWの体調は悪くてオイルが漏れている。

オイルレベルを確認したら下限以下だったので調べてみると煙は出てない。

エンジンのつなぎ目も問題なし。

疑ってたシフトペダル根本のオイルシールも大丈夫。

スプロケ根本のオイルシールかと思ったらそうじゃなかった。

じゃあどこかなと思ったらスプロケカバー兼クランクケースカバーから。



黄色部分で囲ってるどこかから多分漏れている。

チェーンソーオイルじゃない茶色っぽいエンジンオイルが付着していたので。

漏れ量は1シーズンで200ミリリットルくらい。

もちろん直す。もう直したくないけど新品のタイヤを買ってしまったので直すしかない。

スズキがジクサーを魔改造したVストローム250SXを日本でも発売するって話が出たのでそいつを買おうと思ったけど。

タイヤさえ買ってなければ買い替えていた。

 

 

とりあえずオイルは足して定刻に走り出すことに成功。

目的地は有珠善光寺で、フォトアプリの過去を振り返る機能でまだ青かったイチョウの葉がそろそろイイんじゃないかってことで。

いつだったか思い出そうとしたけど思い出はどこかに行ってしまった。

 

暖かい一日で最高気温は13度くらい。

平均でも日が出ている間は二桁は確保できそうで前日の雨でも路面は凍りそうにない。

それよりも怖いのは撒いちゃった融雪剤だけど終日撒いている箇所はなかった。

帰りの道道97号の自動融雪剤散布マシーンを整備しているところに出くわしたけど、まだどこにも撒いてなかった。

 

 

ルートはいつも通りで赤井川村から国道393号。

急いでいるので喜茂別町のR276~R230部分をr257でカットしてルスツ村を経由して洞爺湖へ。

本当はサイロ展望台で景色を楽しみたかったけど混んでいたのでやめた。

R393で観光バスの7台連結とかを久々に見たので嫌な予感がしていたけど的中。

もう一つの予定地だったポロモイ山(ウィンザーホテル)の方も混んでいそうで諦めた次第。

洞爺湖も予定にはなかった、今日は善光寺一択だったけどハズレだった場合リカバリー不可能なので保険をかけた。

 

 

カメラ機能とテザリング機能で大活躍のSO-02Hは前々日に電源が入らなくなって悪戦苦闘。

何とか復旧して持ち出しに成功したものの、カメラアプリのマニュアル設定で比率とサイズがオート設定とは違うものになっていて写真がいくつも残念なことになっていた。

ちなみに上の道道132号の写真は補正して激しく盛ってる。

時刻は13時18分で低いけど太陽はまだ夕日を思わせるものじゃなかったので。

 

 

部屋と通勤とツーリング用に買ったモバイルバッテリー駆動の電熱ベストを最弱に設定して走っているけど暖かくてちょうどいい。

下はオーバーパンツにジーパン一丁だけで少し寒い。

下を厚くしなかったのはヘルニアでコルセット巻いたら例のアレルギーが発症して猛烈に痒かったから。

この状態でタイツを履くと大変なことになるのでやめておいた。

太ももにカイロ貼ったけどあんまり意味はなかった。

 

 

 

 

洞爺湖を堪能して善光寺はどうだったのさという答えは、ちょっと微妙だった。

 

見ろ!これが補正のチカラだ!!!という現実を先に提示したい。

13時51分という表示で、予定ではもうちょい早く到着していたはずだけど、洞爺湖に長居しすぎた。

お目当ての大イチョウはなんとまだ青い部分が残っている。

地元の街路樹のイチョウはとっくに全部散ってしまっているし、その状態からさらに時間を経過しないと善光寺イチョウは黄色にならないと知っていたので来てみたけど、さらにまだ早かった。

 

とても残念とは思わない。

きっと自分ならそうなのだろうと受け入れた。

受け入れるしかないのだろう、この巡りの悪さを。

理不尽と思われる間の悪さを。

人間の頭数が少ないことだけが慰めとか書いたらダメなんだろうし、ヤエーした対向車をいつものようにスルーしたらなぜかしばらくしてまた現れて次はヤエーしなかったとか。

ヤエーに関してはバカ丸出しで恥ずかしいという極端な感想しか持ち合わせがないので返したり自らヤエーすることはございません。

この先で取締りやってるという胸の熱くなるパッシングくらいしか対向車に対するサインの予定くらいしかございませんのであしからず。

 

 

 

善光寺を出たら外はすぐに風が強くて相変わらず面白い場所だと思って、ちょうどよかったので有珠湾を見ながらご飯をもりもり食べた。

 

境内で食べると誰か話しかけてきそうでとても嫌な気分になりそうだったので、やはり食べる時は誰もこない場所で食べるのが望ましい。

でも寒かった。

 

 

豊浦で給油して帰ろうと思ったら胆振地方のホクレンセルフはお休みの、まさかの第○水曜日に大当たり。

ここでもさすが自分だと納得。

後志のホクレンならやっているので・・・真狩村なら大丈夫だし燃料もそこまでなら持つだろうと。

どうせ帰宅前に冬眠用の給油はしなければならないし。

道道97号の上りの中央分離帯のコーナーで鈍行のトラック。

もう笑うしかない。

 

 

オートバイを、趣味を義務にしてはいけないと誰かが言っていたけど、走り出すまでは義務にしてもいいんじゃないかと自分は思っている。

そうでもしなければとても走れる心理状態じゃなかったから。

オートバイ乗ってないで病院へ行けと言われそうだし、実際は行ったほうがいいし、ともかく静かな場所で療養するのがいいのは知っている。

オートバイに乗って走る。

それは静かで一人で誰の干渉も受けないそっとしている状態だ。

交通量の多い道路じゃなくて誰も走らないような辺鄙な道の先のどうってことのない場所あたりを走っている最中のことで、世間の煩わしさと面倒が一つも存在しない。

そう思いたくなる場所と時間が必要だった。

 

 

実際はそんな場所でもオーバークールでエンジンはストールするし、後続車がハイビームにしてただでさえ効かない夜目を潰しにかかってくるしで本当にいたたまれない。

無敵の人と化して背景を投げ捨ててフルプロテクターは武装しているって意味を物理的に教えてあげるのもいいんじゃないかと考えてしまうくらいにきっと崖っぷちだ。

 

今日はよい一日だったで終わりたいだけの毎日を送りたい。

何もなかった、どうってことのない一日だったが続かない毎日に疲れない日が欲しい。

 

 

 

走りきって帰ってきてちょっと回復。

次はもうなさそうなのでこれでシーズンは終了で。