此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

米ソ再び?

もうソ連じゃないしとか言わない。

 

冬の間に積み上げていた本の消化に努めているんだけど、ほとんどの本がSFだったりする。

これは自分でも驚いたけど、理由は多分電子書籍でよくセールをやるのがハヤカワ文庫だからだ。

ハヤカワ文庫以外のセールで欲しくて買った本の中に、故・佐藤大輔先生の著作『征途』があった。

佐藤大輔先生と言えば仮想北海道を侵略させるのが大好き。

征途では旭川と函館に(核分裂)反応弾を炸裂させてしまうほど。

赤軍というかロシアというかソ連というか、ともかくいつだってそういった愛すべき仮想敵国としての存在があった。

 

そんな平和と退屈を愛していたとも言われる佐藤先生が、昨今のロシアVSウクライナに対するNATO勢の干渉をどう受け止めるだろうか。

軍事ネタとしては予想以上にロシアが強硬で、こりゃあもう一枚か二枚くらいどこかが噛んでるんじゃないかと思われるけど、今日はそんな陰謀的な話ではなくロシアの主張のお話。

【ワシントン時事】インタファクス通信などによると、ロシア国防省は12日、軍事演習を実施していたクリール諸島(北方領土と千島列島)周辺のロシア領海に米潜水艦が侵入したと発表した。

アメリカというか、これに関しては声明を出したのが軍であり、国じゃあない。

そこらへんも色々とおもしろい話があるんだけど、それも置いといて、うちの潜水艦じゃありませんぜ、という話。

もちろんそりゃあ嘘だ。

 

軍事演習を潜水艦で覗くなんては相当昔からアメリカもロシアもやっている話で、なんだったら日本ですらもやっているだろう。

潜水艦の任務というのはまさにそのためにあるのだから。

 

今回のお話は間抜けなアメリカが見つかったのか、ロシアがブラフかまして揺動させているのか、またはたまたま居合わせた潜水艦がヘマこいたか。

他にも思い浮かぶけど妄想と想像をたくましくしてくれるネタばかりで楽しくなってくる。

まだ誰も死んでいないはずなので。

実弾を発射してドンパチしなければ仮想戦記として楽しめるという次第。

やっちまったらイカンですよと。

代替戦争として今まさにオリンピックなんかがやっているわけなので。