此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

8月22日のツーリング ぶらっと洞爺湖へ

前日の夜は雨。

天気予報は昼頃に一時雨予報が出たり消えたり。

 

ただ、今日は起きて路面が濡れてなければ走る気でいた。

途中で雨に降られてもかまわない。

 

 

赤井川村 冷水峠 10時21分

 

夏は終わった。

今年の夏は終わってしまった。

道路に張り出していたイタドリは枯れ、峠にはススキが揺れている。

 

今年の夏は走れなかった。

致し方ない、という気持ちが諦めとなって降り積もる。

さすがにここまで乗れないと、憤りを通り越して諦めに達するより他なかった。

憤死を通りこして、諦死。。。

 

 

 

どこに走ろうか、と言えるほど時間がある日でもなく。

どこに行っても晴れているわけじゃない日。

高い場所は雲の中なので、じゃあ洞爺湖へでも行こうかと。

 

迷ったり困ったりしたなら、とりあえず手持ちの一番走り慣れたツーリングルートで、もっとも今日に相応しい道を走れば多分大丈夫だ。

途中、何かの思いつきで、ふらっとあちこち寄ってもいい。

数千キロ走った道でも、また違った見え方をする時があったり、その見え方から新しい物が見つかったりするはずだ。

 

倶知安から羊蹄山麓の西側を走り、r66で南山麓も走る。

真狩村からr97で豊浦まで抜けて、国道を少し走ってr578で月浦展望台に来た。

 

r578と月浦展望台パノラマ写真 14時32分

 

展望台までの道はワインディングが楽しめて、この展望台はいつも人気がなくてゆっくりできる。

多分、自分の中で洞爺湖を一番楽しめる場所だろう。

今日は曇っていたけど、それもまたいいんじゃないかと思った。珍しく。

 

 

展望台から洞爺湖を眺めていて、右の方に目に止まったものがあった。

 

 

見て思い出した。

名前は珍小島

行こう、と思ってずっと忘れていた。

 

今日は何の予定もない。

展望台を後にして、島に向かう。

 

 

島の周りは公園になっていて、しかも湖岸がすぐそばにある。

 

 

立入禁止ではないので、砂州で繋がっている島へと突入する。

 

珍小島 砂州 内部 14時56分

 

一応道は在るが、夏場はきっと虫がすごいだろうと思われる。

外から見ている方が楽しい、そんな場所だった。

中はご覧の通り、木と草だらけで見通しは悪い。

 

 

今日はただオートバイを走らせただけで、何と言うか、準備運動に近い感じだった。

惰性とまでは言わないけど、これと言って何かあったわけじゃない。

それでも走って帰ってくると、妙な達成感と充実した気分がある。

 

休日をオートバイを走らせて終わる。

久々に、半月ぶりに。

思い返しても何が良かったのかわからないが、よい一日だった。

まあ、そんな日もあるんじゃないかと。