此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

4月12日のツーリング レイダウン

ようやく春らしい感じになった12日。

前日夜は寒かったけど、走り出す頃にはちょうどよくなる。

寝坊したので出発は少し遅め。

今日は朝里ダムからメインルートを走る。

朝里ダム 10時23分

 

今日からスマホがP20liteからZenFone3に戻った。

貼り付けられる写真はグーグルフォトを経由しているので代り映えしないだろうけど。

フォーカス性能と写真アプリの性能が違うので、ややまともな写真が撮れるようになっている、と本人は思っている。

 

春の陽射しは強いけど、峠の気温はまだ低い。

それでも寒くてやってられないというほどにはならない。

空気そのものが冷たいわけじゃないからだ。

朝里峠とさっぽろ湖

 

 

路面は乾いていて走りやすいけど、オートバイに乗れていない。

すごくよく乗れている、という昨年の感覚とは明らかに違う。

前回のツーリングでもそう思うことはあったけど、寒さが原因ではなさそう。

 

朝里峠を越え、定山渓に入る。

昨シーズン工事をしていて、大渋滞の原因だった市道はすでに工事が完了していて、いつもどおり閑散としている。

R230で恐ろしいほど挙動不審な感じで、偽装パンダや待機中のレーダーパンダを探してみるが、こちらは不発。

支笏湖に行く手前のセコマで昼ごはんと思っていたけど、今日は空いていれば入ろうと思っていた丸亀製麺へ。

自分にしては大変珍しい選択だが、この時期セコマの外で食べていると声かけが多いというのが一因。

得サイズはさすがに多かった…と少し後悔して、また走り出す。

 

 

支笏湖へ。

R453を走って、思い出した。

ステップに荷重をかけるだけじゃなく、上半身を伏せるということを。

そうすると、ステップにかける荷重の方向が変わり、全体の重心が下がり、オートバイとの一体感が増して、何もかもがうまくいくようになる。

ケツとリアタイヤがダイレクトリンクしているかのようなアレだ。

 

思い出した。

上半身は伏せるのだ。

メーターにキスするように。

オートバイとは近ければ近いほど良い。

離れるとうまくいかないので、出来る限りくっついているほうがいい。

塩カルがばらまかれている道を走り、ポロピナイへ。

支笏湖 ポロピナイ 12時38分

 

まだ売店はやっていない。

モラップには寄るつもりだったので、ポロピナイを早々に後にする。

結構車が走っていて、この時期は追い越しに失敗して対向車線に突っ込んでくる車が多いのを思い出す。

慎重に走るのはもちろんだが、周囲の状況をよく確認するように走る。

 

モラップも当然まだやってないのだけど、こちらは少し歩いて湖畔へと降りてみる。

支笏湖 モラップ 13時3分

 

風はないのに波はあり、水位は低い。

寒くはない。

そういえば今日はキルティングスーツではなく、買ってから着てなかったRR6515のオーバーパンツをはいてみた。

ジャケットの方はいまいちな感じで着なくなったけど、オーバーパンツは暖かく動きやすい。

あとは今まで寒かったので、裏ボアのももひきもはいている。

ももひき、だ。

あえてももひきと言う、タイツとは言わない。

 

r141はまだ冬期通行止めで、洞爺湖を周るには時間が足りないのはわかっていた。

しかし、すぐに帰ると早すぎる。

遠回りできる道があまりなかったので、いつか寄ろうと思っていた大滝のきのこ王国へと向かう。

その途中、大きな雪に降られる。

また雪だ。

予報では一時雪とか、ところにより雪という予報もあったけど、まさかこの陽射しでという感じがある。

車から向けられる「うわぁ~…」という視線がたまらない!

とりあえず雪はすぐに止み、きのこ王国の駐車場では止んでいた。

伊達市 大滝 きのこ王国 13時50分

 

空には雪雲。

昼に食べたかけうどん(得)の効果はまだ残っていたので、プレミアムきのこ汁のみの注文。

きのこフランクはまた今度。

プレミアムきのこ汁 270円

 

きのこ味でぬるぬるしている。

しいたけ以外。

味はきのこ味だ。

きのこが嫌いでなければ。きっと誰もが喜ぶだろう。

うまい。

でも夏場はエアコンがなければ卒倒するだろう。

 

満ちている腹をさらに満たして外に出ると、あの雪は嘘のように晴れていた。

同地点 14時21分

 

R276の中央分離帯部分のコーナーを攻め立てて、r695を駆け抜けるっていう構想を、コーヒーを飲みながらぼんやりと考えてみる。

再び乗れるようになり、オートバイはびったりとラインを外すことなく曲がるので、ギュインギュイン言わせようと思ってみる。

実際は穴だらけになった国道の補修工事をやっていたため、コーナーを攻め立てることなく徐行し、r695は羊蹄山と尻別岳を眺めながらのんびり走ることとなった。

r695 羊蹄山と尻別岳 14時45分

 

春だけど空気が霞んでいないので、遠くまでよく見える。

寄り道を繰り返し、オートバイの感触を味わって走り続けた。

R276 倶知安町 15時55分

 

オートバイの何が楽しいのかと問われれば、走らせるのが楽しいと答える。

ただ、走らせるのが楽しいのだ。

だから、走らせる道を探す。

探すためにも、オートバイを走らせる必要がある。

自分の楽しみは、走らせている限り続きそう。

今日は美味しいものを食べたけど、そうである必要はない。

ある時は温泉に入ったけど、入らなくてもよい。

止まることはあるけど、それをしないことも出来る。

走りたいと思い、止まりたくないと思えば、ただひたすら走り続けるだけでいいと思っている。

それが楽しいと知っているから。

手段と目的が一致していて、何をしても楽しいと言えば多少は伝わるけど、伝わらなくてもいいのだ。

 

赤井川村へ帰ってくると、道の駅にはパトカー。

どうやら冷水トンネル付近でクマが出たらしい。

きっとそのためだろう。

自分はクマよりも、優先道路がわからない、もみじマークを付けた運転者が恐ろしかったです…

 

 

 

252キロ走行で今日はおしまい