夜更迷走
TWのテスト走行で走り出した深夜前。
予報用語だと『夜遅く』『夜更けて』という時間帯。
CB1100によって半ば強制的に矯正されてしまったのか、
TW225でもCB1100と同じライディングフォームで走るようになる。
外足荷重のリーンウィズで。
そして、CB1100よりもはるかに容易に操縦することができた。
出力と車体重量が減少しているのでそりゃあそうなんだけど。
あまりにも唐突に、突然のように出来るようになったので困惑した。
補助輪無しで自転車に乗れるようになった時のように
浮き輪無しで水に浮かぶことが出来るようになった時のように
それらと同じような感覚で唐突に乗れるようになった感じがして困惑した。
あまりにも乗れているし、その事が当然過ぎた。
出来るという確信の通りに車体を減速させて
決められた通りのラインでコーナーを曲がり
二次旋回の終わりから必要な分だけ加速した。
およそこうなるという自分の考えとびったり一致した通りの現実が目の前に現れ続けるので、困惑したのだ。
信号待ちで停車した時にガソリン臭が漂う事と、やはりTWのヘッドライトは暗すぎるってこと以外何もかもが素晴らしかった。
やはり腐ってもモノショックのTWだとギャップが激しい路面でも問題なく処理できてしまうのでテストコースを走らせるのに向いている。
忘れずにリアブレーキの調整もおこなったので鼻歌交じりで減速させる事が出来たというのもあるんだけど。
もう迷走しないだろう。
タイトルをどうしてくれようかと思う。
CBのリアサスのセッティングと一緒に、ちょっと考えてみようと思う。