此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

2021年シーズンまとめ その4

去年の自分

 

結局今年何が出来るようになったのかと言うと、下半身ホールド荷重移動の2つ。

ライディングフォームとかライディングポジションは上記の2つが適切であるなら、自然と教本に書いているものになるというのも理解できた。

正しいフォームとポジションでなければ下半身ホールドが成立せず、下半身ホールドが出来ていなければ荷重移動がうまくいかないから。

ん、出来ていれば2シーズンものたうち回ったりせずに済んだから…

 

それって教習場でかなり最初の方に教わって、最後まで言われ続ける

ニーグリップして前を見ろ

と何が違うのかと訊かれると、同じことでござる。。。

 

ただ、それだとあまりにも単純化しすぎているので、丁寧な教官殿か仕事熱心な教官殿であればもうちょい詳しく教えてくれるだろう。

 

下半身ホールドは足の内側全てを使って車体を握るような感じでホールドする。

メインで使うのは太ももの内側。

下半身ホールドがガバガバだと骨盤の重心を左右に動かした時におかしいことになるので、ぴったりとくっつけなければならない。

椅子に座ってただ腰を左右に振ってみるのと、太ももの間に両手をグーにして入れて挟んだ状態で振ってみると明らかな違いを体験できるだろう。

 

つま先が開いてちゃダメだっていうのも椅子に座ったままで体験できる。

外側に開いちゃうと足の内側が車体に接触しなくなるので非常にまずいってわけだ。

逆に内側を向いているのもよくない。

内向きだとふくらはぎあたりの接触が減ってしまうから。

 

 

下半身ホールドが絶大だと車体の挙動が非常にわかりやすく、何をするにもやりやすい。

全ての動作に余裕が生まれ、動作の先のことが簡単に予測できるので、出来ない事ははじめからできないし、逆に出来ることも理解しているのでさくっとやってしまえる。

 

細い農道でUターンしたり、下り坂のコーナー手前で減速したり、青信号に変わるまで微速前進を続けたり。。。

発進してシフトチェンジした時のショックを完全に受け止めて猛然と加速したりとか。

 

 

 

やる前から出来るという確信があり、出来ないという確信もある。

 

 

 

 

荷重移動はいつぞやに書いた通り、骨盤の真ん中の仙骨に重心の塊をイメージして、それをやや大げさなアクションで左右に振ってやるとすごくうまくいく。

やや大げさなアクションをするのは、自分の体重が軽すぎる事とはっきりやったほうがわかりやすいから。

特にCB1100はタイヤが大きく車重が重く直進安定性があるので、貴様そんなにブンブン振って大丈夫か?と心配されるほど荷重移動したほうがイイ。

 

 

 

 

下半身の内側を車体に密着させるホールド、カウンターアクションを大げさにやって、スローイン、向き変え。

 

シーズン最後の方でようやくスローインに手を付けはじめ、スローインの中身を考えてみると

 

車体をコーナーの外側に振る

アクセルを閉じる

リアブレーキ

フロントブレーキ

クラッチを切る

シフトダウン

リッピング

 

両手と両足総動員で非常に忙しく順番通りというより同時進行させている箇所もあって、スローインさせるための動き、減速工程という名称を付けてみたんですけどいかがなもんでしょうかね?

減速工程の最後は減速判定になっていて、◯ならスローイン成功。

フロントブレーキを適切にリリースして派手に荷重移動して向き変えすると、後ろから見ていればオートバイはコーナーに吸い込まれるように見えるはず。

減速判定が✕ならオーバースピードかグリップの不足でヨタついている感じで、スピードの出過ぎはリアブレーキを踏みっぱなしで対処。

ヨタついているのはリアブレーキとアクセルオンで対処という感じでしょうかね。

 

 

 

ライディングに関しては基礎のいちばん大事な部分が出来ていなかったのに、フロントブレーキのリリースみたいにあとから習得しなきゃならないスキルはすでに持ち合わせているという状態で、ライテク理論の文章を読むと気づかずにやってましたという部分があったり。

 

ライテクに関してはやはりこちら

blog.goo.ne.jp

 

正しい事が記載されていてその通り実践すると、基本的な部分から間違っている中年ライダーでも人並みの操縦が出来るようになるという素晴らしい内容。

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