6月21日のツーリング 夏至
本日は諸事情によりTWはお休み。
諸事情というのはまず前回のツーリングから中二日で今日の準備ができなかったこと。
2箇所ほど変更した部品があってそのテストがまだ済んでいないこと。
今年はツーリングで使い倒しているのでタイヤの摩耗が早く、シーズンが持ちそうもなかったのでSR428をおかわりしようと思ったら後輪が欠品で入荷がわからないため。
探したら見つかったのだけど楽天でしか取扱いがないらしい。
自分、楽天が嫌いでアカウント持ってないというのに。
あとはオカモトセルフの5円引きのクーポンの期限が近いという理由もあった。
そうした諸々の事情があって今日は久しぶりにCB1100を駆ることに。
お天気は本日も6月らしい微妙さで、ほどほどに暑くなりきっと寒くなる。
晴れてても最終的に曇るんじゃないのという感じ。
つまりはっきりしない天気ってやつだ。
雨が降らないならそれで十分と割り切れたのは5月まで。
そろそろ一日中晴れきって欲しいと願ってるし、こないだ山神様にも願掛けしたけどダメだったらしい。
お天気がそんな感じだったので今日は走る以外の予定を組んでみる。
いつぞやに休館だった『洞爺いこいの家』へ行ってみることに。
今回は事前に休館日じゃないことを確認済み。
いつもの荷物にバスタオルと手ぬぐいを追加して、レギュラージャケットとレザーチャップスで走り出す。
温泉に入る予定でレザーチャップスは我ながらあり得ないと思うが、CB1100に乗るのに下半身はレザーか断熱素材以外選択肢がないのもまた事実。
滑り止め+断熱を考えると事実上レザー以外ない。
でもレザーチャップスはないな、だがそれでイイ。
それともう一つ。
抜群に乗れている内に思いっきりライディングを詰めようと思った。
このため往路は
赤井川村発R393→r604(裏パノ)→r66(ニセコパノラマライン)→r207→r32→r914→r702豊浦町着
ビモータのDB7がその性能を遺憾なく発揮するために構築されたルートを走ることに。
もっとも今日の自分は最初から最後まで飛ばすことはなく、コーナーエントリーの荷重移動、向きかえの時のアクセルオンのタイミングを知るという行為に没頭していた。
ともかく多くのコーナーが必要だったので上記のルートを使った次第。
寄せて 減速して 向きかえ アクセルオン
— 此先松倉 (@konosakikurai) 2022年6月21日
寄せるっていうのはコーナーエントリーでアウト側に寄せること。
この段階で体幹操舵の自分は骨盤を曲がる方向とは逆に寄せている。
減速はブレーキとアクセルオフ。
ブレーキを使わずにアクセルを閉じるだけで済ませるコーナーももちろんある。
そしてブレーキもフロントもリアも残したままか、リアだけ残したままか、それとも両方とも開放かという選択があり、さらに自分はリアだけ踏みっぱなしという選択もある。
コーナーの外側に置いていた荷重を減速のタイミングと合わせて内側に移動させる。
この時、移動させている最中にアクセルを開けてはならない。
緩いコーナーなんかは減速せずにアクセルは一定のまま荷重移動だけで曲がることもあるけど、その時も移動させている最中にアクセルを開けてはならない。
そんなの言われるまでもなく知ってらぁ!という諸兄はそれでいい。
どうにも自分は荷重移動の時にアクセルを開けてしまう癖があって、よく冷水峠でバタバタしていたのだ。
要はアクセルを開けるのが早すぎる。
それも二次旋回の終わりのアクセルじゃなくて、一時旋回を始めるためのアクセルが早すぎたのだ。
荷重移動を終わらせてコーナーに対してオートバイの向きを確定させてからアクセルを開ける。。。というか当てるような感じで開けると、オートバイは見事に曲がっていく。
曲がっている最中視線は右コーナーなら道路の左フチを、左コーナーならセンターラインを追いながら走るとイン付きもアウトに膨らむこともなく理想的なラインで通過することが出来る。
というのをウキウキでノリノリなインストラクター(教官)が脳内で教えてくれながら、リアタイヤがケツとダイレクトリンクしてる感触を味わいながら走り続けてみた。
ニセコパノラマライン 12時18分
まだ雪が残っていて、そこら中に山菜採りの車が停まっていて、そして暑かった。
繰り返すが、ニセコパノラマラインは暑かった。
岩内側から上っているとだんだん暑くなり、下るにつれて暑さは倍増。
これはまさか・・・蘭越フィーバーなのか!? と思ったらそうだった。
予感的中。
蘭越のアメダスを確認してもその時間にそんなに暑かったことにはなってないけど、蘭越町昆布で手持ちの温度計は30度を超えていた。
蘭越町 昆布駅 13時1分
最高に暑かったので昆布駅の駐輪場(屋根付き)で昼食にした。
今日は倶知安のセコマで買い込んでおいた。
駐車場で食ってるとナンシーの襲撃が多いので他所で食べる場所を探すようになったけど、結果的にこれはよかったと思っている。
ゴミの処理さえ可能ならイスを持ち歩いているのでどこでも食べることが出来るし、このように屋根があればすこぶる快適だ。
ここは駅なので深淵タイプ(要はぼっとんで和式)だけどトイレもある。
誰も来ないだろうと高をくくっていたら電車じゃなくて列車でもない(列車は2両編成)、汽車が来た。
人が乗るし人が降りた。
これには少し驚いた。
バスでは乗客なしというケースが多いのに汽車では利用客がいるらしい。
旅行者風が二人、地元住人らしいのが一人、乗り鉄らしき人が一人だった。
平日の真っ昼間にレザーチャップスを装着してアツアツの中で長袖のジャケット着て飯を食ってるよりよほどまともなのは言うまでもない。
おにぎりを4個ほど頬張ってr32へ突入した。
r32に入ってからも暑かったけど、豊浦が近づくに連れて少し涼しくなった。
蘭越は風までも暑かったので最高に気持ちよかったけど、いるだけで体力を根こそぎ奪われるのは言うまでもない。
アイスをジュースで流し込む強制冷却まではいかなかったので、ダイエットペプシを一気飲みして凌いでみたが、急速に便意が訪れたので豊浦の道の駅に駆け込んだ。
朝も出したのだけどここ最近少量だった。
そのツケと言わんばかりに大量に出る。
これでごっそりと体力を奪われて、この後の予定が温泉入浴で安堵した。
そうじゃなきゃここで相当な時間を休憩に費やしていただろう。
月浦のいつもの場所で一枚
今日はちょっと構図を変えた。
洞爺湖町 月浦 15時2分
雲を入れて撮りたかったけど貴様フォーカスを間違ってるという次第。
ぐったりしてたので仕方ないけど、どうやらもう草刈りが入ったらしい。
湖畔の道を道なりに進み、浮見堂のあたりにいこいの家はある。
看板が出ていたはずと思っていたけど見過ごして、ちょっと行き過ぎて戻った。
明らかに不審な格好だけど受付のおねーさんは特に気にもしない様子。
昔は付近でキャンプが出来たのでよくわからないキャンパーの相手で鋼のメンタルを手に入れたのかもしれない。
温泉は源泉かけ流し。
薄い黄緑色のお湯でぬるめ。
一応塩素で消毒しているらしいけどそれっぽさはない。
最近またしてもどこぞの温泉施設でレジオネラ菌が大繁殖したって話があったので、消毒してる方が個人的には好ましい。
浴場は狭いというか小さい。
洗い場は数は多いのできっと困ることはないだろう。
全体的に清潔感があって大変好ましい。
そして浴室から見える景色
※これは休憩室からの景色です
浴室からもやや異なるけど同じ方角の景色が広がっている。
つまり洞爺湖を見ながら温泉に入っていられるというわけだ。
自分は半身浴で長時間浸かっているのが好きなので大変によかった。
景色を売りにしている温泉でこことタメを張れるのはまっかり温泉くらいだろう。
まっかり温泉は目の前に特大の羊蹄山が広がっている。
そんなに温泉が好きなのに入るのを止めてしまったのは、某温泉入浴施設でホモ野郎が出たから。
洗い場でも脱衣所でも平日のよくわからない時間でがら空きなのに隣にやってくるので気持ち悪いなと思ったらそういうことだった。
そこにはそれっきり行ってないけど、他の場所にも行かなくなってしまった。
ツーリングではオートバイを走らせる方に熱中してしまっていたので浸かるより走るだ!というふうになってしまっていたけど、久々に入ったらずいぶんよかったのでまた再開するかもしれない。
開拓したい入浴施設はたくさんある、コロナなので気がひけるけど。
すでに体力が相当やばかったので汗が出るまで半身浴をして、立ってるとぶっ倒れるというところで矢吹みたいにイスに座り、着替えて休憩室でばったり寝ていた。
1時間半ほど滞在して施設をあとにする。
17時15分でまだ洞爺湖畔
空は少し雲が広がりだした。
風が涼しくて走っていると気持ちいい。
今日は夏至で一年で一番日が長い。
帰る時間は遅くてもかまわない。
明日の仕事は諸事情で昼からが夕方からに変わって遅くなっても大丈夫になった。
だから黄昏を見て帰ろうと思っていた。
美笛はまだ岩盤を削っているとの話だったので、国道435号を蟠渓を抜け北湯沢を走り道道695号を通ってR276へ。
r695の途上 夕日が尻別岳の上に Canon FV-100で撮影
iNSPiC RECを久々に持ち出して撮ってみたけど、撮ったものがすぐに見れない楽しさを久々に味わってみた。
これで撮影時に位置情報さえ記録できればすごく使い勝手がいいんだけど。
そういった理由と振動で壊れても泣かない理由で持ち歩いているSO-02H Xperia Z5 Compactはさすがに良く撮れる。
でもカメラは本気出してやらない。
向きかえ時の失敗が完全になくなって帰りの走行では失敗が何一つない状態で走りきることが出来た。
荷重移動後のアクセルオンは、移動が終わってすぐにアクセルを開けることもあれば一瞬ためがあってから開けるものもある。
一時旋回のアクセルオンは遠心力でオートバイが外側にいってしまうのを相殺する形の入力のはずなので、その遠心力と釣り合うような出力だけ開ければいい(はずだ)。
わかっているのはアクセルを開けるタイミングはすでに自分の中にあるので、荷重移動が終わる前にアクセルを開けないようにするだけだ。
多分樹生氏のブログに何か書いてあった気がしたはずだけど思い出せない・・・
最近読破したのだけど、後半は仕事があまりにも忙しくなりすぎて心配になるような内容だった。
最近また仕事が忙しいらしく少し心配だったりします。
ご自愛ください。
貴様にこそご自愛が必要だというのは理解した上で。
膝が痛すぎてこれ以上乗ってるのキツイからここは一発ドーピングだ!
緒崎はロキソニンを飲んで無事に家まで辿り着きました。
日時:2022-06-21 10:56:21 時間:08:28:33 距離:242.48km #ルートヒストリー pic.twitter.com/cBG0cA5tV0
— 此先松倉 (@konosakikurai) 2022年6月21日