春のメンテナンスまつり その3
前回作った配線をバッテリーと接続させる。
マイナス端子の右側の配線がヘッドライトからの直アース線。
元のアース線はそのままだと水の侵入が気になったので、保護カバーに接着剤を流し込んだやつで保護しておいた。
この状態でバッテリー電圧をチェックすると
キーオフ:13.32ボルト
キーオン:13.18ボルト
TWはキーオンでヘッドライトが点灯しないタイプなので、セルを軽く回して灯火類点灯状態にすると12.28ボルトだった。
チョークを引いてセルを回してもなかなかエンジンがかからない。
電気と燃料と空気は問題がなさそうなので、アクセルをあけつつさらにチャレンジして何とか始動成功。
ヘッドライトの明るさは多分明るくなっている。
そりゃあそうだ、リフレクターを新品にしてるんだから。
ライトのテストは夜間走行しなきゃなんとも言えないので、もうちょっとお時間を。
あと、書いてる人の夜盲症があまりにもひどいので(夜に会社から出ると歩道が見えないレベル)、ブルーベリーを自棄食いしたらかなり改善したとか。
レギュレーターレクチファイアは接点復活剤を使って清掃したら大丈夫そう。
タンクを取り付けたら配線の一部の取り回しが微妙だったのでつけ直したり。
ハンドルを切った時に新しいアース線が干渉するのでその部分に保護テープ巻いたり。
外装を取っているのでアクセスしやすいエアクリフィルターも点検したり。
フィルターエレメントは汚れていないけどフィルターオイルが下部に寄っていたので全体的に馴染ませておいた。
これを怠るとフィルターがパサパサになって粉がエンジンに吸い込まれてひどい事になるので注意が必要。
湿式フィルターのヤマハ諸兄は注意が必要だ。
かといってフィルターオイルのつけ過ぎにも注意が必要で、あまりつけ過ぎるとエンジン側に吸い込まれてオイルが増えるなんてことにも繋がりかねない。自分のように。
そして今日は休憩を挟んでもう少し作業を進めてみた。
オイル交換まではやろうと思っていたので進めてみる。
交換用オイル一式
その激安UTCオイル(税込み659円から10%OFFで購入)は何とかならんのかねというご意見はZOILを入れるので大丈夫、と。
ゾイルの半合成オイルよりもUTCにゾイルを混ぜたほうが好感触だったので、今回はUTCゾイルブレンドでいく。
フィルターはヤマハ純正フィルター。
フィルターは色々試したけど純正が一番だったので。
調べると前回のオイル交換は去年の8月16日。
前回は余ってたオイルをブレンドした物を入れたらしく、何を入れたのかちょっとよくわからない。そんなオイル。
抜いてみるとそこまで汚くはない。
しかしフィルターにはスラッジが見える。
前回のフィルター交換で特筆がないので多分スラッジは出ていなかったと思われる。
計量カップに900mlのUTC、ゾイルをブレンドしてTWに流し込む。
フィルター交換時のオイル容量は1.1リットルなんだけど、手持ちの容器は精密じゃないのでほぼほぼ当てにならない。
少なめに入れてエンジンを回して様子見て使いするか決めるのが正解だ。
が、エンジン回してオイルが落ちた頃を見計らってレベルゲージを確認しても、窓にはまったくオイルが見えない。
さすがにそりゃおかしい。
原因はなんぞ?と考えてすぐにわかった。
フロントホイールクランプがダメだってことに
これを使って車体を垂直にすると、前輪の下に段差ができてしまう状態になる。
早い話が上り坂で車体を垂直にしてる状態になる。
このためエンジンが前後方向で水平にならない、やや後ろ下がり状態になるので正しいオイルレベルを確認できないってことになる。
最早それは買った意味がなかろうという状態になるんだけど、手持ちのメンテナンススタンドを使うのに役立つのでまったくのゴミとはならない。
少なくとも否定しないと悲しいのでそういう事にしておく。
しかしそうなるとメンテナンススタンドで後輪を浮かせた状態にさせた場合、エンジンの水平はどうなるという新しい悩みも浮かんだ。
いやいや、メンテナンススタンドはタイヤの代わりにスタンドが接地して、重量の方はスイングアームで受けているからエンジンの水平は問題ないだろうとか仕事中に考えていたんだけど、今日は朝からすこぶる体調が不良で早退するかしないかの瀬戸際だったので途中で考えるのを止めた。
とりあえずオイルレベルはメンテナンススタンドでも見るし、タイヤが設置している状態でも車体をなるべく直立させて見ることにした。
そんなこんなでオイルレベルはこんな感じ
最終的にオイルを1050ml入れてちょうどいいかなという感じ。
2回目のエンジン始動は初回よりもややスムーズだった。
オイル交換後にオイル漏れがないか確認して、取り外していた部品を装着してとりあえずいいかなと。
今回は買ってあるけどチェーンとプラグは交換しない方向で。
チェーンは前回の調整でちょうどいい感じなのでこの状態で伸びたら交換することに。
残りの作業は
フロントディスクブレーキの清掃&ブレーキフルード交換
メーターギアに注油
フロントフォークのシールクリップ清掃
ブレーキ&クラッチレバー清掃注油
増し締め
タイヤ空気圧