此先松倉

不運(ハードラック)”と”踊(ダンス)”っちまう「間の悪い男」「バッドタイミングマン」「運の値がゼロ」「星回りが軌道計算外」「本厄よりひどい後厄男」

TW225の修理計画 その44

乗り出し前メンテ。

春のメンテナンスキャンペーン。

ガレージ活動。

 

呼び方はいくつかあるけど、毎年やっているメンテナンスを今年もやっていますってお話。

去年はやや重整備と外注整備があったので大変だったけど、今年は自分で出来るメンテだけで済みそう。

 

 

前回オイルまみれにして放置していたエアクリフィルターを装着。

新しいフィルターは厚みがあってしっとりしていて、ケースに押し込むのがちょっと大変。

押し込むとオイルがじわっと溢れるので。

古いフィルターはもうカサカサで、ボロっと逝きそうな感じ。

粉になってエンジンに吸い込まれると大変困ったことになるので、湿式フィルターの諸兄はご注意を。

なお、フィルター交換は手がオイルまみれだったので写真はございません。

 

予想よりも冷え込んだガレージ内で作業を続行。

今年3年目になるタフスターのリチウムイオンバッテリーを取り付ける。

補充電はしていない、、、というよりもリチウムイオンバッテリー用の充電器がない。

しかし放電そのものが少ないので電圧は高いままだった。

素晴らしい電圧。

CB1100の鉛バッテリーは充電しても12.6ボルトまでしか上昇しないというのに。

 

電源はもちろん入ったがエンジンは始動させない。

その前にプラグも交換してしまう。

今年もプラグはノーマルプラグのDR8EA。

プラグレンチで回すと手応えが軽い。

ネジ山が死んでいるのではなく、ネジが緩んでたような感じ。

で、外してみてびっくり。

プラグホールのネジ山にもプラグにもエンジンオイルが結構べっとり付着している。

臭いもオイル臭い。

調べると前回から766キロしか走っていないんだけど…

燃焼室内にまだオイルが入り込んでいるのか、入り込んでいたオイルが原因なのかはっきりしない。

経過観察にして問題が出たらバイク屋コースになるだろう。

ちょっとピストンを交換したことを後悔している。

ネジ山がべったりだったのでカジリ防止のグリスは付けずに組む。

新品のプラグは手で回らなくなってから2分の1回転締めるのだけど、ネジ山を何度もクラッシュさせている自分は恐ろしいので4分の1で様子見。

回す時はプラグにマジックで印を付けると、簡単に締め込む量がわかります。

 

プラグを交換してエンジン始動。

セルは一発でエンジンがかかるも、マフラーからはなかなかの白煙。

2ストのバイクじゃないのに。

臭いが明らかにオイル燃やしてますって感じだったけど、アイドリングが落ち着く頃にはもう消えていた。

この時にバッテリーの電圧もチェックして、発電系にも問題がないのを確認。

 

オイルが温まっている間に抜いて、自分は一度部屋に戻る。

なかなかに寒い。

昨日は暖かかったのに。

 

 

抜いたオイルは普通の汚れ具合。

全然走ってないので汚れていたらむしろ問題あり。

オイルフィルターにもスラッジはなし。

新品のフィルターと比較して色が違うと思ったら、前回は社外のマグネットオイルフィルターを使用していた。

今回はフィルターは純正を使用。

Oリングも純正で、こちらは買いだめしてある。

オイルはCB1100と共用のカストロールPOWER1 15W-50。

寒い時期には向いてませんが、空冷大排気量のオートバイに合わせるとこんな粘度になりました。

 

今回のオイル交換は初歩的なミスもなく、準備も完全で、むしろ何か忘れてないか不安になるほど。

何事もなく終わることに不安を覚える。

どこからも漏れがないかを確認して、再度エンジンをかけてみる。

セルを回す。

 

キュルル…キュルル…キュルル…

 

なんでだよ(笑)

5回目くらいで無事に始動して、アイドリングも安定。

下からオートバイを覗き込んで漏れを確認するも、どこからも漏れはなし。

排気もオイル臭くはなくて、ちょっと安心できたかも。

 

じつは思ったほど作業は進んでいない。

もうちょっとペースアップが望ましいけど、すっかり冬をやりすごす生活が染み付いてしまい、なかなか動き出せない。

もう少し暖かくなるといいのに。

 

後半焦り気味で作業が進まないよう注意したいです。